林崎神社

川越の蓮馨寺で開催された(今年は第3回目)林崎甚助追悼演武会の関連で、今回は林崎神社にて林崎甚助追悼の奉納演武会が612日に開催され、これに参加した。神社本殿の前に特設会場を設営し、林崎甚助系統の7流派の居合流派が奉納演武をした。梅雨の時期にもかかわらず、晴天で真夏の過酷な気候であったが、盛会裡に終了した。この大会のために尽力された森先生、村山市の関係者の皆様にこころから感謝申し上げたい。地震のあった熊本からは関口流宗家の米原先生も94歳のお元気な姿を見せられた。

演武会の前日の11日には、林崎甚助が修行をしたと言われている釜ヶ沢大明神奥ノ院の参道入口に案内してもらった。このような場所があったことも初めて知り、いずれ機会があれば、祠のある修行場所(道なき山中を相当登った場所)にも行ってみたいと思った。

林崎甚助追悼演武会は川越を含めて、今回4回目であるが、各流派の先生方とも顔見知りになり、各々の業の違い、あるいは似ているところ等もよくわかり、参考になることも多い。

意義のある演武会なので、今後もできる限り参加していきたいと思っている。

林崎神社の境内には居合関係の石碑がいくつか建っている。石碑は半永久的に残るものであるため、建てただけでなく、アフタ-ケアのことも考えなければいけない。このような目に見える物質を残すより、修行する武道家の心のなかに、流派や師への思いを大切にしていくことのほうが、重要なことではないかとの感想を持った。

 

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