4月9日は恒例の浅草の台東リバ-サイドスポ-ツセンタ-で第34回古武道演武大会に参加した。会場へ行く電車のなかで急に具合が悪くなったが、なんとか演武は出来た。熱があったため、他流の演武をろくに見学もぜず、会場を後にした。反省点は出席した4人が打ち合わせはしていたものの、合同での稽古不足を痛感した。次回は十分な準備をして臨みたいと思う。
翌日の4月10日は川越の蓮馨寺で、第3回林崎甚助追悼の居合道大会に参加した。蓮馨寺は林崎甚助終焉の地で、林崎流を源流とする武術の各流派が参集しての演武大会である。このような意義のある大会の実現に尽力された森顕先生と川越市の関係者の方々には感謝申しあげたい。今回の大会では長谷川流の和術と無雙神傳英信流の森本先生の帯刀体術の演武は大変参考になった。居合は剣術と体術の双方の要素を含む武術であり、今後もこの観点からの研鑽も深めていきたいと思っている。
演武会終了後の食事会での挨拶で、「居合は剣術の精髄である」という言葉の意味を話したかったが、私自身その意味するところを十分に理解しておらず、言葉足らずになってしまった。